海賊と資本主義 国家の周縁から絶えず世界を刷新してきたものたち 作者: ジャン=フィリップ・ベルニュ,ロドルフ・デュラン,谷口功一,永田千奈出版社/メーカー: CCCメディアハウス発売日: 2014/08/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (7件) を見る ぼくは海賊とか好きだし、それが非常におもしろいものだとも思っている。リーソン『海賊の経済学』は、ぼくは寡聞にして知らなかったけれど、若田部昌澄に紹介してもらって訳せたのはとっても楽しかった。で、本書に紹介されているいくつかの動きについても、おもしれーと思って関連文献訳したり、ちょっと自分でも足をつっこんだりしている。 で、この本だ。そうした海賊的な動きについて、何かおもしろいネタでもあるのか? その将来とは? そう期待して読んでいくと……何もない。 ドゥルーズ=ガタリの脱領域化がどうしたこうした、資本主義とスキ
![おふらんす人ども『海賊と資本主義』:現代思想してみせるために海賊をダシに使った醜悪な本。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/90e3f76c636486bfd4bb3b14b1f3682db1189417/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51uJf9MhUkL.jpg)