要点RISC-VはARMの牙城を崩しかねない。チップデザイナーは、CPUの性能改善の速度が遅くなったいま、アプリケーション固有のプロセッサを作成して速度の低下を補うように圧力を受けている。RISC-Vコミュニティが提示する「ISAのオープンソース化」は、ARMのIPビジネスモデルに疑問を投げかけている。 ARMのIPビジネスへの不満ARMは、世界で最も成功したマイクロプロセッサアーキテクチャのひとつであり、ライセンスを取得した半導体会社は年間数十億個のチップを出荷しています。 ARMがマイクロプロセッサをIPとして半導体会社にライセンスする方法は、ARMのビジネスの重要な柱です。半導体会社は自分でチップを製造する場合もあれば、外部の半導体製造会社に製造を委託する場合があります。できあがったチップは半導体会社により、携帯電話メーカー、 デジタルカメラなどの機器メーカーに供給されます。 近年、