「最初の10年で選手がプロになり、次の10年で監督がプロになった。最後に残ったのは、経営者のプロ化問題だ」 これは元サッカー日本代表監督・岡田武史氏の有名な言葉だが、まさにJリーグ事務局に当てはまる。先日、Jリーグ中西大介競技・事業統括本部長が2ステージ制復活を打ち出したことに、耳を疑った人は多いだろう。 2ステージが世界基準ではない、とバッサリ切り捨てるつもりは毛頭ない。問題は、なぜ今2ステージを採用しようと言い出したのか? 根拠はなんなのかということだ。 関係者に聞いた話によると、事務局はチャンピオンシップを行うことによるメディア露出を狙っているという。某テレビ局は、「チャンピオンシップなら放映してもいい」と言っているらしい。事務局も「(チャンピオンシップ最後となった)浦和×横浜FMの視聴率は10%を超えた」とうたっているが、ではその前のチャンピオンシップの視聴率はどうだったか。鹿島×