子宮頸がんワクチンを接種したあと原因不明の体の痛みなどを訴え、症状が回復していない患者がおよそ200人いることが、厚生労働省の調査で初めて分かりました。結果を受けて厚生労働省は近く、医療費などの給付に向けた審査を始め、接種との因果関係が否定できない場合は救済する方針を固めました。 しかし、接種のあと原因不明の体の痛みを訴える患者が相次いだため、厚生労働省はおととし6月、積極的な接種の呼びかけを中止し、何らかの症状が出たおよそ2600人を対象に医療機関などを通じて追跡調査を行いました。 その結果、痛みの症状が残っていた患者や全く回復していなかった患者が、合わせておよそ200人いることが初めて分かりました。中には歩けなくなり、学校に通えなくなった人もいるということです。 子宮頸がんワクチンを接種し、こうした症状を訴えた患者について、厚生労働省はこれまで実態が明らかになっていないとして、救済を行