東京駅八重洲口前(東京都中央区)に、巨大な地下バスターミナルが誕生することになった。新たに建設予定の高層ビルの地下フロアを活用する。ターミナルの一部は2020年の東京五輪までの開業をめざす。3日、地域を限って規制を緩める「国家戦略特区」の会議で計画が決まった。 八重洲口付近には現在、高速バスの停留所が道路脇などに分散している。二つの高層ビルの地下にできる新ターミナルには13の停留所が予定され、いまある停留所のうちJR系を除く八つを集約する。地下街を通じてJR東京駅ともつながる予定で、さらなる拡大計画もある。国際空港や地方都市への直通バスの利便性が高まりそうだ。(大内奏)