自民党の稲田朋美政調会長は3日のBS朝日の番組収録で、党内のリベラル系若手議員による勉強会が、安倍晋三首相に批判的な立場の有識者を講師に予定していた会合を開催直前に中止したことに関し、「そういうことは絶対にあってはならない。若手のいいところは、いろんな講師を呼び、いろんな意見を言い合うことだ」と述べ、党内の活発な議論に期待を示した。 稲田氏は、「憲法論であれ何であれ、政策で幹部が何と言おうと反論もし、意見も言うのが自民党の本来のよさだ」とも指摘した。 リベラル系若手議員による「過去を学び『分厚い保守政治』を目指す若手議員の会」は6月25日、講師に漫画家の小林よしのり氏を招いた会合を開く予定だったが、「運営上の都合」(同会)として急遽(きゅうきょ)中止した。