オーナーのDeNAの三浦大輔2軍監督も駆けつけ、矢作師ら厩舎関係者とともにリーゼントロックの“引退式”を行った=滋賀県の栗東トレセン プロ野球DeNAの三浦大輔2軍監督(45)が所有するリーゼントロック(牡8歳、栗東・矢作芳人厩舎)の“引退式”が12日、滋賀県栗東トレセンの厩舎内で行われた。オーナーも駆けつけ、矢作師ら厩舎関係者と記念撮影を行い、「本当によく頑張ってくれました」と、愛馬の労をねぎらった。 決して、順風満帆な競走生活ではなかった。3歳時の京都新聞杯ではレース中に左後肢を骨折し、競走中止。そのまま予後不良になってもおかしくないほどの重症だった。 「矢作先生から電話があって…。頭の中がグルグルと回りました。一瞬で決断しなければならない。自分のひと言で安楽死にもなる。けど、命だけは助かってほしいと思いました。とにかく生きていてほしい、と」 緊急手術に踏み切り、無事に成功。約1年2カ