番号を載せないクレジットカードが利用者を増やしている。盗み見による不正利用を防止できる安心感が人気を集めており、一部のカード会社は積極的なキャンペーンを展開して新規顧客の獲得につなげている。 【写真】取扱高が11兆円に達した楽天カード 国内初の大台 1月 三井住友カードは2月、番号や有効期限、セキュリティーコードの記載を省いたカードの発行を始めた。テレビCMやポイント付与も功を奏し、5カ月で50万枚超の申し込みがあった。クレディセゾンは昨年11月から同様のカードを扱い、20~30代の入会が相次いでいる。 背景には、カードを紛失したり、店頭で決済したりした際に番号を見られて悪用されることへの懸念がある。