それは会社の同僚と昼食を食べに出かけたときのこと。 いつもならラーメンとか、ササッと食べられるもので済ませてしまうところだが、たまにはちょっと趣向を変えてオシャレなランチでもしてみようということになり近場のそこそこ賑わっている洋食店に入ることにした。店内は女性客がかなり多くて、もうこの時点で足取りが重くなったのだが、いまさら店を変えるのも面倒なので思い切って入店。 とりあえず無難にランチメニューを注文。これがなかなかのボリュームでドリンクバーもついているもんだから、いい店見つけちゃったねーなんて話していると、斜め向かいの席に座っているJKグループから聞き捨てならないワードが飛び出てきた。 「巨乳が憎いッ!!」 JKたちの話し声が無駄にデカいのはやや気になっていたものの、やれテストの点数がどうだとか、クラスの男子のルックス格付けだのといった他愛もない話をしていたので特に気に止めていなかった。