各人がトップ・プレイヤーとして活躍するメンバーを擁し、人力トランス・バンドの先駆者としてカリスマ的な人気を誇るROVOが、日比谷野外音楽堂での年に一度の恒例イベント、『MDT FESTIVAL 2010』(以下、MDTフェス)を5月16日に開催する(共演はキセルとenvy)。別名「宇宙の日」とも呼ばれるMDTフェスは、野外ならではの環境を踏まえた壮大なスケールの演奏、巨大なキャンバスを最大限に活かした映像演出など、この日この場所でしか体験することのできない絶対に生で体験してほしいイベントだ。中心人物である勝井祐二氏に、改めてROVOの成り立ちから、MDTフェスの特別性についてまで、たっぷりと話してもらった。 (インタビュー・テキスト:タナカヒロシ 撮影:柏井万作) レイヴ・カルチャーに触発されたROVOの始動 ―ROVOは96年結成なので、もう15年ですよね。そもそもバンドを始めたきっかけ