2008年の北京オリンピックに続いて2010年には上海万博が催され、その勢いに呼応するように経済的にも急成長を遂げた中国。そんな中国に2000年代中頃から足繁く通い、今ではVIP待遇を受けるほどのステータスを築いている写真家/編集者の米原康正。日本の面白い部分を世界にプレゼンテーションし続けてきた彼は、なぜ中国に求められているのか。米原氏もDJとして招待された北京で行われた〈ラコステ〉の80周年記念パーティの模様とともに、日本の現実と中国の真実を浮き彫りにしていきます。 Photo_Miri Matsufuji Edit_Hiroshi Yamamoto -まずは米原さんが中国に頻繁に足を運ぶようになったキッカケを教えていただけますか? 米原: 日本にちゃんとしたジャーナリズムが無かったから、というのがそもそものキッカケです。どういうわけか日本では、日本独自のカルチャーを認めようとしない風