安倍政権は望月さんへの圧力を強めることで、メディアを分断しようとする。だが、望月さんは言う。「右派、左派関係なく、他社の記者でも『質問する権利』は守ろうと抵抗してくれる。記者の矜持を感じます」(撮影/写真部・小山幸佑)この記事の写真をすべて見る 官房長官会見での質問に注目が集まる東京新聞の望月衣塑子記者。妨害されても手を挙げ続ける強さはどこから来るのか。本誌編集長の片桐圭子が聞いた。 * * * 菅義偉官房長官の定例記者会見で、政権のスキャンダルや沖縄・辺野古沖の埋め立て問題などの質問を繰り返してきた東京新聞社会部の望月衣塑子記者(43)。昨年12月には官邸が記者クラブに対し質問を制限するような申し入れを行ったことが物議を醸した。6月には自身の著書が映画化される。妨害を受けながらも、日々質問に立ち続ける力の源は何なのか。本誌の編集長・片桐圭子(50)が聞いた。 ──記者は「黒衣」である
![「一人でも権力に立ち向かう」望月衣塑子記者単独インタビュー | AERA dot. (アエラドット)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9ba98e2849da937a7aeaca33e0c01bd7b6664409/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Faeradot.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F2%2F6%2F1200xm%2Fimg_26b727e4ba350452231220a60865010639781.jpg)