「ボールは友達」が信条の主人公・大空翼の活躍と成長を描いたサッカー漫画である[5]。翼が後にチームメイトとなる若林源三らとの出会いを経て様々なライバル達との戦いを制し、やがて国外へと活躍の場を広げていく姿を描いた[1]。サッカーの楽しみや魅力を伝えることに重点が置かれた爽やかな作風は[10][11]、従来のスポ根漫画に代わる新しいスタイルのスポーツ漫画として読者に受け入れられた[5][10][12]。1983年にアニメ化されると日本国内でサッカーブームを起こし[3][4][5]、それまでマイナーな競技と見做されていたサッカーの人気と競技人口拡大に寄与した[12]。 Jリーグ発足に伴うサッカー人気の高まりにより連載が再開され、1994年から1997年までFIFAワールドユース選手権での活躍を描いた『キャプテン翼 ワールドユース編』が連載された。2000年代に入ると掲載誌を『週刊ヤングジャンプ