今更だけど進撃の巨人を読んでの感想を書こうと思う 8巻か9巻まで読んだかなまず、主人公のエレンの動機は家族や仲間を殺された憎しみという認識であっているだろうかこの憎しみの裏付けが致命的に浅いのであるこの作品ではモブが淡々と死んでいく死を無感動に、淡白に、ただの事象として描写する手法は好きだが、そのように描いた死を根拠として主人公の憎しみを想像しろというのは難しいキャラクターの描写が浅いという問題点にも通じる読者に大きな絶望感や衝撃を与えるにはリアリティが必要である私達と通じる、共感できる、ある程度のリアリティが無いとその想像すら出来ないのである当然だが私達の世界の人間にはそれぞれの人格があり、その人の人生がある殺されるキャラクターにその人格や人生を感じられなかったのだただただ殺されるためだけに用意された木偶だという印象しかないその感情も造形も全てが作り物だ。これはモブキャラに限った話ではな