四国初のJ1昇格を果たした徳島。前半戦15位から驚異の巻き返しを見せ、ついに悲願を達成した 【写真:アフロスポーツ】 12月8日、東京メトロ副都心線・北参道駅で下車して、歩き出す。約1キロの道のりだが、正直に言うと道に迷い、経過すること25分。もはやそこにあることが当たり前で、もうすぐ大改修工事に突入して跡形もなくなるなど信じられない。そんな巨大構造物が視界に姿を現した。 国立霞ヶ丘競技場。1964年の東京五輪を目指して建造されたこの建物は、2度目の東京五輪を機に生まれ変わることとなる。各種大会がこの建物で行われるのも今年度で最後になるのだなという感慨を持ちながら立ち止まり、ちょっと見上げてみた。つまり、J1昇格プレーオフ決勝戦も、2度目にして早くも「ラスト国立」ということになったわけだ。 J2の3位から6位チームがノックアウト方式で対戦し、「最後の昇格切符」を争うJ1昇格プレーオフ。今季