タグ

ブックマーク / taknakayama.hatenablog.com (2)

  • もっとも怖かった山の怪談話 - 横浜逍遙亭

    山に登るとテントで山中泊なんてことになり、真っ暗で動物のうごめく気配しかしない場所ですから、怪談話などするのには絶好な訳です。高校生は、そういうの大好きですから、よくやりました。その中で、一番怖かった話をお教えします。そのときは6,7人が一緒でしたが、ぞーっと背筋が寒くなりました。実話を装って話す怪談とはちょっと毛色が違います。こんな話です。 佐藤さんと鈴木さんが二人で夜の山を登っているとする。辺りは月明かりでおぼろげに照らされているが、木々に邪魔されて足下さえおぼつかない。二人のヘッドライトが照らす二つのぼんやりとした空間だけが、揺れながら動き、二人の音だけがやけに大きく聞こえる。 そんな瞬間、前を歩いていた佐藤さんが鈴木さんに向かってかすかな薄ら笑いを浮かべながら突然こう言う。 「なぁ、鈴木、お前まだおれが物の佐藤だと思っているのか」 これはほんとうに怖いです。別に山を歩いていなく

    もっとも怖かった山の怪談話 - 横浜逍遙亭
    castaways
    castaways 2007/05/11
    これはいい。が、下手すると仲間が谷底に落ちるなw
  • 山には死の臭いが立ちこめている - 横浜逍遙亭

    おそらく敏感な臭覚を持っている人なら、容易にそれを嗅ぎ取るにちがいない。登山客が押し寄せる山には死の臭いが立ちこめている。一昨日、中高年登山者の事故に出会ったと書いた丹沢・大倉尾根は普通の登山客が日帰りで上り下りする場所で、決して危ないところではないのだが、それでも事故は起こる。一昨日出会った方も、まさか自分があんな場所で命の危険に遭遇するとは夢にも思っていなかったはずだが、体力や判断力を問われる山という空間、あるいは山登りという行為は、ときに取り返しのつかない気づきを人に与える装置になる。 僕のようにたまにしか登らない者でも事故に出会う機会は少なくないのだから、日中の山でどれほど多くの事故が起こっているのか推して知るべしだと思う。個人的にも思い出す出来事がいくつかある。 高校2年生のときに山岳部の夏の合宿で飯豊連峰を一週間かけて歩いた。福島、山形、新潟の三県にまたがる飯豊は、標高は2千

    山には死の臭いが立ちこめている - 横浜逍遙亭
    castaways
    castaways 2007/05/11
    「人間、こんなに呆気なく死ぬものなんだ、実は壊れ物なんだと、そこはかとない無常観に直面するのが山登り。山は危ない。」 同意。でもリンク先が間違ってるよw
  • 1