12月6日、オリンパスによる損失隠ぺいの実態を明らかにした第三者委員会の調査報告を受け、東京証券取引所は同社株式の上場を維持するかどうかの判断を下す。写真は都内で撮影(2011年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 6日 ロイター] オリンパス<7733.T>による損失隠ぺいの実態を明らかにした第三者委員会の調査報告を受け、東京証券取引所は同社株式の上場を維持するかどうかの判断を下す。 上場維持を求める声は株主だけでなく民主党などからも出ているが、同時に何らかの理由で債務超過となれば上場廃止というシナリオも否定できない。何よりも、不正経理をM&A(合併・買収)などでカモフラージュした同社トップ幹部による巧妙な損失隠しによる影響の重大性を東証がどう判定するか、その裁量が上場問題の行方を決める大きなカギになりそうだ。