当方、地方自治体の臨時職員として働いている。 技術系の職員が9割方を占める部署で、彼らは毎日専門分野の仕事で忙しく、事務にまで手が回らない。 そういう理由で、私は毎日の事務雑務その他諸々を任せられ、充実した日々を過ごしている。 私の住んでいる地区は、今月の初旬、事故もしくは災害とも言えるものに見舞われた。 全国ネットでは取り上げられないが、地方局ではそこそこの頻度で報道される程度の事故である。 報道を見れば大変だなとは思うが、報道されなくなればすぐに忘れ去られてしまう、その程度の事故と思う。 人々の記憶に残ろう何だろうが、事故は事故である。その事故に生活を脅かされる地域住民は数多くいる。 職員は毎日の仕事をこなしながら、事故の対応に深夜まで追われている。泊り込む日も少なくない。 事故が起こった現場周辺を調査。住民説明会実施、委員会の設置。 資料室から過去の資料を掘り起こし、そこから今ある情