「金田一少年の事件簿」(案:天樹 征丸/作:金成 陽三郎/画:さとう ふみや)には、過去の推理小説からのトリック借用が多いのですが、中でも悪質なのが「異人館村殺人事件」で、「占星術殺人事件」(島田 荘司)の盗用と言える程です。 「占星術殺人事件」は島田さんのデビュー作で、江戸川 乱歩賞の候補にもなりました。 「金田一少年の推理ミス (2)」(世田谷トリック研究会)に、両作品について以下の記述があります。 だがいずれにせよ、先のストーリー借用の件は尋常ではない。 古典からならまだしも、現役バリバリの作品から、その肝心かなめのトリックの部分を使っているのだから、事前に島田氏から承諾をえていたとしか考えられないのだ。 ひょっとすると、マガジンの『金田一』担当の編集者が、以前は講談社の文芸(推理小説)のセクションにいて、島田氏の担当をやっていた、なんてことなら話はスムーズだろうが……。 樹林 伸さ
少なくとも「トリックはミステリーの生命線」なんて考え方は古すぎる。 「ミステリー」って伸ばして書くのがそもそも相当古いよね(笑。それは言い過ぎか。 無論、金田一少年が島田荘司のトリックを意図的に「盗用」したものであることは間違いない。そのことを否定するつもりが全くないことは最初に書いておく。 もう一つ書いておくと島田荘司『占星術殺人事件』のトリックは今の時代ほとんどありえないといえるほど独創性の高いものであり、またプロットそのものと緊密な関係があるという意味で同作品の「生命線」といってよい。このこともすでに評価として定まっている。そこに異論はない。 言いたいのはもっと別のことだ。 ミステリこそ、アイディアの一回性が他のジャンルとは比較にならないほど重要視される様式であり、自然その問題に関する議論も伝統的に活発で、その分成熟しているということもいえよう。 そのミステリ業界内では、後述する通り
デュラララ!!×5 (電撃文庫) 作者: 成田良悟,ヤスダスズヒト出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2009/03/10メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 59回この商品を含むブログ (85件) を見る 内容を要約すると「どうなるダラーズ! というところで」。生殺し状態!! そんなタイミングで終わるなんて、なんて! それはまあ、とっとと「6」読めばいいわけですが、そこになかなかたどり着けないのは以下略。 さておき、基本的に状況設営と今までのあらすじというか、キャラの立ち回りと立ち位置の確認が主体の一巻でありまして、これだけで見ると盛り上がり、というよりはカタルシスに欠ける部分があるのが難というか。もやもやするー。でも、その辺はキャラの話で乗り切るよ! というのがライトノベルスタイルであります。そんなわけで、キャラの話となりますが、これは新キャラの話と遊馬崎の話に集
『世界の中心、針山さん』(せかいのちゅうしん はりやまさん)は成田良悟が著し、エナミカツミとヤスダスズヒトがイラスト(挿絵)を担当するライトノベル作品。『電撃hp』で連載、電撃文庫刊。 概要[編集] 雑誌掲載時にはそれぞれ短編として発表されている。それらが単行本化される際に、全く無関係のようであった短編が、単行本での書き下ろし短編によって一つの長編としても纏められる形態をとっている。そのため個別の短編作品とした場合、『拝啓、光の勇者様』ようにバッドエンドで終了している作品もある。 著者の他作品が全て世界観を共有しているのに対し、本作のみが完全に独立した世界観と明言されており、他作品のワードや登場人物、設定などが一切登場しない。 あらすじ[編集] 一巻[編集] としれじぇ(電撃hp Vol.31号掲載) ジャンル《都市伝説》 赤神瑠流が一二三夢羽のアパートへ行くとベッドの下に斧を持った男がい
不思議なもんで 日々に満ち足りているとブログを更新する気がなくなるんですよね。 いや、ここのところスッキリとした毎日を送っているんですが、日常の充実と反比例するように何かをブログに書く必要性を感じなくなってきました。えーなんといいますか、わざわざWeb上に自分の考えをアウトプットする労力を払う意味が見いだせないというかなんというか。 何かの現状に対するなんらかの不平や不満や怒りなどのマイナスのエネルギーが無いと、ブログって更新しにくくなるのかも知れませんね。いやもうどっかで誰かが言っているような気がしますが。 もちろん 喜びや幸せなどのプラスのエネルギーもブログの更新に使えるとは思えますが、Webを見渡しているとどうもそういう感じがあまりしません。はてな界隈とか見てると余計にそんな気がしますね。 確か日本は世界でもトップクラスのブログ大国だったと記憶していますが、それはひょっとしたら日本人
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