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2012年9月2日のブックマーク (2件)

  • 何のために貿易をするか: 静かなる細き声

    昨日の書き込みで日は、遣唐使貿易システム→平安鎖国→宋銭輸入システム→徳川鎖国→加工貿易システムという変遷をたどってきたという仮説を提示しました。 対外交流が活発だった時代に輸入したのは、文化、と外貨でした。近代の日の貿易の目的が外貨というのは少し説明が必要かと思います。 日は国土が狭く資源が少ないので貿易して生活必需品を手に入れなければならないという説明がよくなされますが、それは正確ではありません。江戸時代でも、そして現在でも糧だけならば自給は可能です。近代の日とそれを真似したアジア諸国が貿易黒字を積み上げてきた理由は、ドルと兌換可能な国内貨幣を発行するためというのが私の考えです。 日は大正までは欧州、昭和以降は米国に対外資産を積み上げました。これは結局返してもらってないのですが、そのような必要はありません。外に積み上げた資産の分だけ、円に国債流通性が付与されます。これにより

    castle
    castle 2012/09/02
    「日本は大正までは欧州、昭和以降は米国に対外資産を積み上げました~外に積み上げた資産の分だけ、円に国際的な流通性が付与されます。これにより日本人は円で海外の物を安定的に買うことが可能になりました」
  • 平清盛の力の源泉 - おかくじら

    全然人気がなくて、それが返って注目を集めている大河ドラマの平清盛。私も「やさしい易」の執筆や仕事が忙しくて見ていないのですが、dragon_suplexさんとの会話で話は追っています。 それで会話の中で、平家がなんであそこまで強くなれたのかやっぱりよく分からないね、白河院の御落胤というだけでは説明が付かないとなったのですが、今日理由の一つを思いつきました。 平清盛というのは、物品ではなくて貨幣を輸入するという世界にも例を見ないユニークな貿易システムを産みだした人なんですね。 日人には自覚はありませんが、こんなにひたすら貨幣を輸入し続けた国は世界史にありません。金を輸出して、価値が劣る銅を輸入していました。あるいは工芸品とも言える日刀を輸出し、銅を型に流し込んだだけの銅銭を輸入していました。多分宋元明の商人は日人はバカなんじゃなかろうかと思ったでしょう。 でもこれ、経済的には非常に合理

    平清盛の力の源泉 - おかくじら
    castle
    castle 2012/09/02
    「(平清盛は)金を輸出して、価値が劣る銅(宋銭)を輸入していました。工芸品とも言える日本刀を輸出し、銅を型に流し込んだだけの銅銭を輸入していました~流通する貨幣が増えれば人間の活動は活発化します」