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何のために貿易をするか: 静かなる細き声
昨日の書き込みで日本は、遣唐使貿易システム→平安鎖国→宋銭輸入システム→徳川鎖国→加工貿易システムと... 昨日の書き込みで日本は、遣唐使貿易システム→平安鎖国→宋銭輸入システム→徳川鎖国→加工貿易システムという変遷をたどってきたという仮説を提示しました。 対外交流が活発だった時代に輸入したのは、文化、と外貨でした。近代の日本の貿易の目的が外貨というのは少し説明が必要かと思います。 日本は国土が狭く資源が少ないので貿易して生活必需品を手に入れなければならないという説明がよくなされますが、それは正確ではありません。江戸時代でも、そして現在でも食糧だけならば自給は可能です。近代の日本とそれを真似したアジア諸国が貿易黒字を積み上げてきた理由は、ドルと兌換可能な国内貨幣を発行するためというのが私の考えです。 日本は大正までは欧州、昭和以降は米国に対外資産を積み上げました。これは結局返してもらってないのですが、そのような必要はありません。外に積み上げた資産の分だけ、円に国債流通性が付与されます。これにより
2012/09/02 リンク