安倍首相、辞任表明 持病悪化で職務継続困難―国民に「おわび」、コロナ収束半ばで 2020年08月28日20時31分 記者会見する安倍晋三首相=28日午後、首相官邸 安倍晋三首相は28日、首相官邸で記者会見し、辞任の意向を表明した。持病の潰瘍性大腸炎再発により職務継続は困難と判断したと説明、来年9月までの自民党総裁任期途中での辞任を陳謝した。首相は新型コロナウイルスの収束や日本経済の立て直しに道筋を付けられないまま、退陣することになった。同党は後継選びを急ぎ、新政権は臨時国会での首相指名を経て9月中にも発足する。 【関連ニュース】安倍首相 辞任へ 首相の説明によると、再発は今月上旬に確認された。新しい薬の投与を始めたところ、24日の検診で効果が見られたが、同日中に辞任を決断したという。 首相は「病気と治療を抱え、体力が万全でない中、大切な政治判断を誤ることがあってはならない。国民の負託に自信