ドイツ新政権、対中姿勢修正鮮明に 「価値」重視、アジア外交多角化 2021年12月09日07時06分 ドイツのショルツ新首相=7日、ベルリン(EPA時事) 【ベルリン時事】ドイツ社会民主党(SPD)のオラフ・ショルツ氏を首相とするSPD、緑の党、自由民主党(FDP)の3党連立政権が8日、発足した。親中的とみられてきたメルケル政権の方針を修正し、人権や民主主義など「価値観の共有」を重視する外交を展開する姿勢が鮮明。アジアでは日本を含む民主主義国との連携を通じた外交の多角化を進める方針だ。 ショルツ政権、8日発足 緑の党要職、閣僚は女性半数―ドイツ 「世界には米中ロだけでなく、多くの強力な国がある」。ショルツ氏は首相就任を翌日に控えた7日の記者会見でこう語り、日本や韓国、インドを含む国名を挙げた。先月24日に3党連立に合意した直後の記者会見でも、同様の趣旨で日韓などに言及。連立協定にも「対中政