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ブックマーク / hicksian.hatenadiary.org (6)

  • コーエン著「自己制御 vs 自己解放」(その5) - Irregular Economist ~hicksianの経済学学習帳~

    ●Tyler Cowen(1991), “Self-Constraint Versus Self-Liberation(pdf)”(Ethics, Vol. 101, No. 2, pp. 360-373) 第7節 「Constraint and Liberation as collective goods」/ 第8節 「Concluding remarks」の訳です。 (その1)〜(その5)を一つにまとめたものをscribdにアップ。 Constraint and Liberation as collective goods (集合財としての「制御」と「解放」) 論文では、自己解放が個人に与える影響だけを取り上げて論じてきた。しかしながら、自己解放が個人の厚生を高める一方で社会的には弊害を生むということもあり得ることである。反対に、自己制御は、勤勉や貯蓄、資形成の促進を通じて、あるい

    コーエン著「自己制御 vs 自己解放」(その5) - Irregular Economist ~hicksianの経済学学習帳~
    castle
    castle 2009/12/18
    「自己解放が個人の厚生を高める一方で社会的には弊害を生むということもあり得る。自己制御は、勤勉や貯蓄、資本形成の促進(個々人の行動の予測可能性を高めること)を通じて、社会全体に正の外部性を生むかも」
  • コーエン著「対立の可能性を秘めた世界秩序の経済効果」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    ●Tyler Cowen(1990), “Economic Effects of a Conflict-Prone World Order”(Public Choice, Vol. 64, No. 2, pp. 121-134) 1.Introduction(はじめに) 国際紛争や戦争の経済効果を巡っては今日までに激しい議論がたたかわされてきた。軍国主義(militarism)に批判的な論者は、しばしば、戦争と軍備増強に伴うコストを指摘する。例えば、Reston(1988)は、アメリカとソ連とによる軍事防衛のための支出は両国を合計して1日あたり15億ドルを超えると指摘している。さらには、戦争の脅威(あるいは可能性)は、多くの人々が懸念を表明しているように、社会全体を軍国主義に傾かせ、社会的な統制意識(regimentation)やナショナリズムの感情をかきたてる可能性があるとともに、現実の

    コーエン著「対立の可能性を秘めた世界秩序の経済効果」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
    castle
    castle 2009/12/16
    「国際紛争における一国の成功(勝利)は通常はその国の経済的パワーと密接に結びついている。大きな税源(課税ベース)と経済成長著しい経済は経済的なパワーの源泉となり、高水準の軍事支出の負担を可能とする」
  • コーエン著「自己制御 vs 自己解放」(その1) - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    ●Tyler Cowen(1991), “Self-Constraint Versus Self-Liberation(pdf)”(Ethics, Vol. 101, No. 2, pp. 360-373) 今回はイントロダクションだけしか訳していませんが、1エントリーごとに大体2節ずつ訳していって全部訳し終えたら何かしらの形で一つにまとめる予定です。 Introduction 合理的選択理論の観点から自己管理(self-management)や自己統制(self-control)の問題を取り扱う際には、一人の人間は複数のあるいはシフトする選好を有しており、それぞれの選好が一人の人間のコントロールを巡って競い合っている、との想定の下に個人の行動がモデル化されることになる*1。中でも影響力のあるモデルの一つにおいては、一人の人間は2人の「私」に分たれると想定される。つまりは、一人の人間は、長

    コーエン著「自己制御 vs 自己解放」(その1) - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
    castle
    castle 2009/12/16
    「合理的選択理論から自己統制の問題を取り扱う際、一人の人間は複数のあるいはシフトする選好を有し、それぞれの選好が一人の人間のコントロールを巡って競い合っている、との想定の下に個人行動がモデル化される」
  • 2009-12-16

    ●Tyler Cowen(1991), “Self-Constraint Versus Self-Liberation(pdf)”(Ethics, Vol. 101, No. 2, pp. 360-373) 第5節 「Is addiction always the result of weakness of will ?」/ 第6節 「Self-management and markets」の訳です。次回エントリーがラスト。 Is addiction always the result of weakness of will ? (中毒は常に意志の弱さの結果なのか?) 自己規律の行き過ぎを招く可能性があることに加えて、ルール志向の「私」は中毒や有害な消費習慣を招く原因になっているかもしれない。中毒は、必ずしも意志の弱さの結果、あるいは、衝動的な「私」が自己管理を巡るバトルで優勢に立っている

    2009-12-16
    castle
    castle 2009/12/16
    「衝動的な「私」の欲求を抑え込んでいる人間は、イライラしたり、過度に融通がきかなくなったり、自発性を発揮する能力を欠いたり」「ルール志向の「私」と衝動的な「私」の要求を共に聞き入れ、折り合いを付ける」
  • Great Depressionの恩恵 - Irregular Economist ~hicksianの経済学学習帳~

    ●Randall Parker, “The Great Depression: Part II”(Randall Parker's Completely Serious/Sometimes Funny/ Bash-Free Macroeconomics Blog, December 4, 2008) コーエンの『一般理論』読書会の話題をフォローしたんだから、パーカーの連載の続報も取り上げなきゃ失礼にあたるだろう。 Great Depressionの暗い側面ばかりがクローズアップされるけれども、Great DepressionはGreat Depressionの恩恵とも呼びうるような褒め称えられるべき側面も備えている。Great Depressionの恩恵、それは......酒が飲めるようになったことだ*1。 (追記)Great Depressionの恩恵として他に(真面目な話として)9点が

    Great Depressionの恩恵 - Irregular Economist ~hicksianの経済学学習帳~
    castle
    castle 2009/09/24
    「代替効果よりも所得効果の方が重要」「「期待」要素の重視」「個々人が貨幣を保有し退蔵することと社会の大勢の人々が同時に貨幣を退蔵することとはマクロ経済に与える影響の点で大きな違いがある」
  • バーナンキ、出口戦略について語る - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    ●Ben Bernanke, “The Fed’s Exit Strategy”(Wall Street Journal, July 21, 2009) My colleagues and I believe that accommodative policies will likely be warranted for an extended period. At some point, however, as economic recovery takes hold, we will need to tighten monetary policy to prevent the emergence of an inflation problem down the road. The Federal Open Market Committee, which is responsible f

    バーナンキ、出口戦略について語る - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
    castle
    castle 2009/07/22
    「将来政策転換の必要が生じた際にはスムーズかつタイムリーなかたちで出口戦略を発動することができるであろうと確信している」「マーケットが余計なインフレ懸念を持たないよう牽制しようとしたのだろう」
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