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ブックマーク / pencroft.hatenablog.com (2)

  • 「カラフル」感想 - 挑戦者ストロング

    待ちかねた原恵一監督の新作「カラフル」を、公開初日に観てきた。わたくし向きとは言いがたいものの、相当いい映画でしたよ。以下、CinemaScapeに書いたコメントを転載。ネタバレ有りです。 ウヒヒを知らぬ君へ (★4) 自殺を試みた中学生に、いったい大人は何が言えるのだろうか。「いのちをだいじに」くらいの言葉なら、ドラクエにだって出てくる。通り一遍の説教はしたくない。それは嘘だからだ。 オレならこう言うだろう、そう急いで死ぬもんじゃないよ。春にはチャンピオンカーニバルがあり、夏にはG1クライマックスがあり、冬には最強タッグがあるよ。プロレスでも観に行こうぜ、そこにはいろんな人生が転がってるよ。 ふざけているわけではなく、自分の中から嘘のない言葉を探せばこのようなものになる。同時にこれは自殺未遂の中学生には実感の伴わぬ、遠い言葉に聞こえるだろうなと思う。わたくしももうすぐ四十郎、かつては自分

    「カラフル」感想 - 挑戦者ストロング
    castle
    castle 2010/08/23
    「ウヒヒとは、弱い人間が自らを救うひとつのアティテュード(態度)。視点を半歩ズラし、世界のすべてをネタにする生きかた」「痛みを抱き描いたうえで「たかだか数十年の人生」を生きるエネルギーを示してみせた」
  • 「崖の上のポニョ」感想 - 挑戦者ストロング

    崖の上のポニョ [DVD] スタジオジブリAmazon時間がかかったけど、ようやくCinemaScapeに投稿した。そのまま転載します。 どう見ても精子です。当にありがとうございました。(★4) 『崖の上のポニョ』を観て、もう当のことを書かなくてはならないと思った。 我々が宮崎アニメを愛した理由、それは「快楽」だ。宮崎駿のアニメーションは、我々の欲望を銀幕に解放してくれた。宮崎駿は不世出の天才アニメーターであり、類稀な物語作者で、凄まじい演出力を持つ映画監督だ。彼の出力する映画の快楽たるや尋常ではなく、我々はヤク中のようにその快楽の虜になった。宮崎アニメはポルノなのだ。 その一方で、宮崎駿は言い訳もメチャクチャうまい。いろいろ立派な能書きだって映画に盛り込む。快楽の洪水で観客がうしろめたくならないよう、配慮も抜かりない。ゆえに宮崎アニメは、一見ポルノには見えない。それをいいことに、我々

    「崖の上のポニョ」感想 - 挑戦者ストロング
    castle
    castle 2008/08/30
    「彼の出力する映画の快楽たるや尋常ではなく、我々はヤク中のようにその快楽の虜になった」「快楽の洪水で観客がうしろめたくならないよう、配慮も抜かりない」「もう宮さんと同じものではヌケないんだ」
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