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ブックマーク / www.riken.jp (3)

  • 暗黒の細胞死の発見

    理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター動的恒常性研究チームのユ・サガンチームリーダー(理研開拓研究部Yoo生理遺伝学研究室主任研究員、神戸大学大学院医学研究科客員准教授)、開拓研究部Yoo生理遺伝学研究室のハンナ・シエシエルスキー国際プログラム・アソシエイト(研究当時、現神戸大学大学院医学研究科博士課程学生)、西田弘特別研究員(研究当時、現ハーバード大学研究員)、生理学研究所の古瀬幹夫教授らの共同研究グループは、腸の細胞を新陳代謝させる分子機構として、これまでに知られていなかった新しいタイプの細胞死を発見しました。 研究成果は、従来の細胞死の概念を更新すると同時に、腸の恒常性維持に関する従来の定説を覆す発見です。 さまざまな動物の腸では、細胞が日々入れ替わることで腸の恒常性が維持されています。腸細胞は従来、「アポトーシス(細胞の自殺)[1]」と呼ばれる細胞死の仕組みにより死んで

    暗黒の細胞死の発見
    castle
    castle 2022/04/26
    「腸の恒常性維持に関する従来の定説を覆す」「腸の細胞ではアポトーシス(細胞の自殺)が起きるのではなく、これまで知られていなかったタイプの細胞死が腸細胞の入れ替わりを制御~エレボーシス(暗黒の細胞死)」
  • 記憶や学習の能力にグリア細胞が直接関与 | 理化学研究所

    ポイント 大脳皮質でのシナプス可塑性の誘導中に、グリア細胞のカルシウム濃度が上昇 グリア細胞の活動に伴って、長期記憶に必須のアミノ酸(D-セリン)が上昇 グリア細胞を標的にしたアルツハイマー病の新しい治療法開拓に期待 要旨 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、生きたままのマウスを使って、神経細胞とともに脳を構成しているグリア細胞※1の一種であるアストロサイト※2が、神経細胞間の接点であるシナプスでの情報伝達効率を調節し、記憶や学習に影響を及ぼす「シナプス可塑性※3」に関与することを発見しました。これは、理研脳科学総合研究センター(利根川進センター長)神経グリア回路研究チームの高田則雄研究員、三嶋恒子研究員、平瀬肇チームリーダー、発生神経生物研究チームの御子柴克彦チームリーダーらの研究グループによる成果です。 脳は神経細胞とグリア細胞、血管とで構成されています。グリア細胞はヒトの脳

  • 均一と考えられていた液体の水に不均一な微細構造を発見 | 理化学研究所

    ポイント 不均一性は水の中の2種類の微細構造混在が原因 氷とよく似た不均一な微細構造の大きさは約1nm程度 微細構造は温度で変化、生物の中の水、化学反応の水などさまざまな水を解く鍵に 要旨 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、大型放射光施設SPring-8※1、米国のSSRL※1の2つの放射光施設を利用した共同研究で、均一な密度と考えられていた液体の水の分子が、ミクロ観察すると実は不均一な状態であることを発見しました。これは、理研放射光科学総合研究センター(石川哲也センター長)量子秩序研究グループ励起秩序研究チームの辛埴チームリーダー(国立大学法人東京大学物性研究所教授兼任)、国立大学法人広島大学理学部の高橋修助教、米国SLAC国立加速器研究所のA.ニルソン(A.Nilsson)教授らを中心とする研究グループ※2の共同研究による成果です。 水の密度の不均一性は、2008年に発見し

    castle
    castle 2009/08/11
    「均一な密度と考えられていた液体の水の分子が、ミクロ観察すると実は不均一な状態である」「生物の中での水の役割、化学反応における水の役割、物が水に溶けるメカニズム、など水の理解に影響を及ぼすと考えられ」
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