新潟県長岡市栖吉町の市営スキー場駐車場で9日午後2時ごろ、聖籠町別條の会社員富樫和希さん(28)の乗用車に、歩いていた1歳10カ月の長女、心彩(ここあ)さんがはねられた。右前輪が心彩さんに乗り上げる形になり、心彩さんは周囲の人の救助で病院に搬送されたが、約2時間後に死亡が確認された。死因は頭蓋(ずがい)骨の陥没骨折だった。 長岡署によると、富樫さんが乗っていた乗用車と同様の車のオーナーらが集まるイベントが開かれ、富樫さんも妻(33)と心彩さんとともに参加していた。富樫さんは一人で買い物に行って戻ったところだった。署は富樫さんが心彩さんの姿に気づかなかったとみて事故原因を調べている。