※気まぐれに過去ログを上に持って来てみました。 とある小さな郵便局。 局内には、キーボードの音だけがカタカタと響いている。 待合コーナーには老人の男女2人が黙って座っているのみ。 客かどうかは分からない。単なる暇つぶしかもしれない。 田舎によくある、のどかな午後である。 そこへ、サングラスにマスクをした男が音もなく現れる。 よく分からない球団のキャップをかぶりなおしつつ、窓口に立つ。 三本木 いらっしゃませぇ と、女子局員の三本木のり子、微笑む。 微笑みを保持したまま待つが、男は何も言わない。 痺れを切らした三本木、切り出す。 三本木 本日はどういったご… 男、ジャンパーのポケットからすばやく拳銃を取り出す。 三本木 きゃあああ! 男 騒ぐんじゃねえ! 三本木 きゃああああああ! 男 騒ぐんじゃねえ! 局長の大沼、奥からやってくる。 大沼 どうしたんだ三本木くん! 三本木 きゃあ