4月26日、Microsoftがセキュリティアドバイザリ2963983(日本語訳)を公開した。対象はInternet Explorer 6~11で、IEを実行中のユーザーの権限で任意のコードが実行される可能性があるという。 これに対応するセキュリティ更新プログラムはまだリリースされておらず、当面の対策としてEMET 4.1以降の有効化や「ActiveXコントロールおよびアクティブスクリプト」のブロック(=JavaScriptを無効にする)、「VGX.DLLの登録を解除する」などが提示されている。 対策として「VGX.DLL」が挙げられているということで、今回の脆弱性はブラウザ上でベクター画像を描画するVML絡みの問題である可能性がある。VML絡みの脆弱性は2006年にも確認されている。