左から、太田浩史氏、乾久美子氏、阿部大輔氏、服部圭郎氏 呼応し合う都市 太田浩史──今日服部先生にお聞きしたいのは、ブラジルのクリチバ市における元市長ジャイメ・レルネルさん(1937─)、コペンハーゲンにおけるヤン・ゲールさん(1936─)、そしてアメリカ、イギリス、スペインといったそれぞれの都市再生のお話、そしてさらに、90年代から世界各地で「コンパクトシティ」に代表されるような反近代都市計画的な動きについてもパースペクティヴを掴んでおきたいと考えています。 また、今日はバルセロナの都市再生の研究家でもある阿部大輔さんにもお越しいただきましたので、いろいろな角度から世界の事例についてお伺いしたいと思っています。 服部圭郎──「反近代的な都市計画」って面白いキーワードですね。あきらかに90年代から方向性が変わってきていますよね。僕も以前からこの傾向をどう表現してよいのか考えてきましたが、「
![【第3回】[インタヴュー]新しい「まちデザイン」を考える 3──ヨーロッパの都市デザイン20年史](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/99ef4a678fcfdab95a8e42ba84112ec3cb03cdea/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.10plus1.jp%2Fimg%2Flogo_10plus1.gif)