井の頭(いのかしら)の名は、江戸時代、徳川家光が鷹狩りにこの地を訪れた際、湧水がほとばしるように出ているのを見て命名したものだという。「井」は水の出るところという意味であり、井の頭池は神田川の源流であるから、まさに井の頭の名にふさわしいといえる。 井の頭公園は花見の季節などを中心に一大行楽地として人気であるが、江戸時代からすでに行楽地として親しまれてきた。公園は吉祥寺駅から近いから武蔵野市かと誤解されるが、公園自体は東京都のもの、池の西や北は武蔵野市、南や東が三鷹市である。 井の頭池の南西部には井の頭弁財天があり、そこに至る参道が南に延びているが、弁財天から10mほど急な階段を上らないといけない。階段を上ったあたりが三鷹市井の頭4丁目。最寄り駅は井の頭線井の頭公園駅であり、駅の周辺は井の頭3丁目、2丁目になる。井の頭1丁目は一駅先の三鷹台駅の東側である。このように井の頭という町名は井の頭池