筆者が使ったのは、実在する人物写真の顔部分をAIが加工して、架空のモデルの画像を生成する「INAI MODEL」というサービス。ストックフォトを手掛けるイメージナビがAIベンチャーのデータグリッドと共同開発したもので、実在のモデルにありがちなスキャンダルや契約関係のトラブルを気にせず広告やポスターに起用できるのが強みだという。 6月のサービス発表直後、Twitterでは「モデルや俳優がいなくなる日も近い」「AIに職を奪われる時代に突入する」などと、その可能性を評価する声が相次いだ。一方、ロボットやCGを人間に似せる際に、一定の水準を超えると人が強い嫌悪感を抱く「不気味の谷現象」が起きそうだという指摘もあり、賛否両論だった。