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ブックマーク / shorebird.hatenablog.com (3)

  •  「進化心理学を学びたいあなたへ」 その1 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    進化心理学を学びたいあなたへ: パイオニアからのメッセージ 作者: 平石界,長谷川寿一,的場知之,王暁田,蘇彦捷出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2018/05/30メディア: 単行この商品を含むブログ (10件) を見る 書は,中国で進化心理学を学ぼうとする学生向けに,大御所を含む進化心理学者34名による,自分の歩んできた道,明らかにした知見,今後の課題,若いリサーチャーむけのアドバイスなどを内容とする寄稿を集めたサイドリーダー的な教科書だ.原書においては各寄稿は英語のまま収録され,これに筆者の経歴や研究実績などについての中国語の解説がそれぞれ付されている形式になる.書は日の進化心理学者3名により訳出されたもので,邦訳にあたっては日で進化心理学を学ぼうとする人向けに日人進化心理学者6人からの短めのコラムが追加されている.書については少し詳しく紹介したいので連載の形

     「進化心理学を学びたいあなたへ」 その1 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    ch1248
    ch1248 2018/12/02
    「進化心理学を学びたいあなたへ」の書評。
  •  「交尾行動の新しい理解」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    交尾行動の新しい理解-理論と実証 作者: 粕谷英一,工藤慎一出版社/メーカー: 海游舎発売日: 2016/03/15メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る 書名は「交尾行動」となっているが*1,実際には性役割,近親交配回避,性淘汰理論のここ20年の進展を解説し,さらにグッピーとマメゾウムシについての性淘汰の実証リサーチの詳細が紹介されているになる. 性役割や性淘汰に関する進化理論は70年代から90年代にかけて大きく進展し,日でも行動生態学の教科書がいくつも刊行されてその理論的な詳細が紹介されてきた.理論はその後も性的コンフリクト,精子競争と隠れたメスの選択,拮抗的性淘汰をめぐって前進しているが,ここ20年ぐらいは日語書籍としてはあまり紹介されておらず,包括的な解説としてはわずかにデイビス,クレブス,ウエストの教科書に簡単な解説があるのみという状況だ.書はこの分野に

     「交尾行動の新しい理解」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  •  「昆虫はすごい」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    昆虫はすごい (光文社新書) 作者: 丸山宗利出版社/メーカー: 光文社発売日: 2014/09/12メディア: Kindle版この商品を含むブログ (5件) を見る 書は「アリの巣をめぐる冒険」や「アリの巣生き物図鑑」などの著者で,昆虫学者の丸山宗利*1による一般向けの新書版昆虫物語である. 最初は概説. 興味深い口絵のカラー写真を提示した後,冒頭で昆虫がいかに多様な生物であるか,昆虫の基的な分類上の位置,昆虫の体制とよく間違えられる生物群(クモ,ムカデなど)との違いを解説している.面白いのはなぜ多様なのかの説明で,飛翔可能であることと変態を主な理由として挙げている.確かにこれにより様々なニッチが利用可能になっているのだろう.もっとも送粉や寄生を通じて特定の生物種と共進化しやすいことも大きな要因であるように思われるところだ. この後に簡単な進化の解説がある.ここで面白いのは,昆虫分類

     「昆虫はすごい」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    ch1248
    ch1248 2014/10/04
    社会寄生や菌を繁殖させて食べるだとか、雄同士の交尾だとかもの凄い。
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