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ブックマーク / www.vice.com (1)

  • 欧米で太極拳を広めた2人の女性

    ゲルダ・ゲデス(Gerda Geddes)がはじめて太極拳と出会ったのは明け方のことだった。 1949年、朝もやに包まれた上海の街。ゲデスは散歩中に、屋外でひとりの中国人男性がゆっくりと瞑想をしながら動いているのを眺めていた。ノルウェーでモダン・ダンスを学んだゲデスは、すぐにそのスペクタクルに魅せられた。「それを眺めていたら、背筋を熱く冷たいものが上へ下へと流れるのを感じた。(中略) 『これこそ探し求めていたものだ』と観じたのを覚えている」 奇しくも、太極拳に興味を抱いたのはゲデスだけではなかった。同じく1949年、上海でアメリカ人ダンサーのソフィア・デルザ(Sophia Delza)も中国の武術、太極拳を学びはじめた。多くの欧米人のように、彼女たちも太極拳に触れたことはなかった。しかし彼女たちは、自分自身が目の当たりにした太極拳に、すぐに価値を見出した。それぞれが当時の人種の壁、性別の壁

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