西暦2560年代。人類はさまざまな異星人とのコンタクトを繰り返し、その結果として社会構造の基盤は地球的規模から宇宙的規模へと広がっていった。そして交易、技術援助、その他さまざまな文化交流が惑星間でとり行われるようになった。20世紀後半、人類が地球外生物からの侵略に恐怖を覚え、彼らの宇宙空間移動機のことをUFO(未確認飛行物体)と呼んでいたことなど、この時代の人間にとっては、大いなる昔話にしかすぎない。この宇宙空間交易等で莫大な財産を得た、元宇宙商の富豪家達は、その豊かな生活に満足しつつも、自分達の怠惰な暮らしに、新たな刺激を求めていた。そんな彼らにあるプロジェクトから声がかかった。「かつての地球上で行われていたF-1レースの様な『ロストアルテミス』と呼称される月の崩壊より百数年後、地球へと飛来する月の破片を破壊するため、モンデンキント・アイドルマスター課のアイドルチームは隕石除去人型重機『