階下に、一応貧乏しとる還暦前のおっさんが単身で住んでいる。 午前中、荷物を預かってくれてたこともあり、おっさんをたずねると、「ワシ、この生活抜け出せそうや」。またよからぬことやっとんなと思いつつ、台所で茶を飲みつつ話を聞くと、あらましはだいたいこんなところやった。 「一週間前に『ひまつぶし』思て出会い系に登録してみた」 「そしたらすぐ100通とかとどくんよ、これとかこれとか、、この娘なんか『処女でいるのが恥ずかしい、50万で私を抱いて』いうねん。写真これ(おもくそギャル。キャプションに「真美 富豪の娘」と)。この人なんかな、離婚して慰謝料330万もろてんけど、人生つまらんからおもいきって使いたいいうてな。50歳やいうねんけど、この写真、どう見ても20代にしか見えんやろ?」 「ワシも『毎日でもエッチいけます』とか書いてね、まあそんな毎日は無理やけど、腰も痛いしな〜わはは、でも今でもいくらでも