4月1日付で、パナソニックのCTOに就任した執行役員の小川立夫氏が、報道関係者を対象に、技術分野から見たパナソニックが提供する価値などについて説明した。 小川CTOは、「パナソニックは、コングロマリットディスカウントと呼ばれるように、家電やデバイス、家、サービスなど、さまざまな事業分野において、さまざまな顧客と接点を持っており、その多様性を価値に転換できるユニークなポジションにある企業である」と位置づけ、「これまでのプロダクトデザインからプロセスデザイン、コンテクストデザインへと変化し、顧客の手元に届いてからも成長していくようなアップデート型の商品、サービスを提供することに加えて、自社ですべてのことをやり遂げる垂直統合だけでなく、水平分業への取り組みや、ネットワーク型プロジェクトによって素早く組成し、目的とする社会貢献にあわせて展開することを目指していく。そこでは、パナソニックが持つ多様性