河北新報 東北のニュース／最後の「○」はんこ投票、姿消す 南三陸町長選
任期満了に伴う宮城県南三陸町長選（２５日投票）で、候補者名を投票用紙に書く記名式投票が今回から導入される。これに伴い、候補者名が印刷された投票用紙に有権者が○印のはんこを押す記号式投票が、県内から姿を消す。 記号式投票は旧歌津町では１９６４年、旧志津川町では６５年の町長選から導入された。疑問票を少なくする効果があり、開票作業の迅速化が図れることから、２００５年の南三陸町長選でも使われた。 ただ、今回は町議選、知事選とのトリプル選挙となることもあり、南三陸町は「混乱を避けるために統一したい」と議会に記号式投票の廃止条例案を提出。６月定例会で可決され、今回から記名式で行われることになった。 公職選挙法は、自書による記名式を原則と定めているが、地方公共団体の長、議員については、条例によって記号式も実施できるとしている。 町選管によると、記号式は全国でも１０％ほどの採用と少数派。県内では旧
河北新報 東北のニュース／仙台「街ナビ」存続の危機 発行会社が事業停止
仙台市中心部の６商店街の情報を掲載するフリーペーパー「ｍａｃｈｉｎａｖｉ ＰＲＥＳＳ（街ナビプレス）」が存続の危機に陥っている。発行元のイベント企画会社「キャンプ」（仙台市宮城野区）が１１日までに、事業停止になったことが明らかになった。協力してきた商店街関係者は「貴重な情報発信の素材で何とかしたい」と発行継続の道を模索する。 街ナビプレスは２００６年５月、インターネットサイト「街ＮＡＶＩ（ナビ）仙台」と連動した無料情報紙として創刊された。広告収入で毎月６万部を発行し、イベントや店舗の目玉商品などの情報を掲載していた。 ９月末に出した最新の４０号は「仙台・宮城『伊達な旅』キャンペーン」（１０〜１２月）を特集。２９日には４１号の発行を予定していた。 しかし「キャンプ」の経営危機が表面化。編集部は無人で社長とも連絡が取れず、発行の見通しは立っていないという。帝国データバンク仙台支店によると
河北新報 東北のニュース／学生カフェ開店 空き店舗活性化の拠点に 石巻
石巻専修大生が宮城県石巻市中央３丁目の空き店舗で運営するチャレンジショップ「アンテナジュースカフェ Ｈｏｐｅ’ｓ」が１日、オープンした。初日から大勢の市民が詰め掛け、中心市街地活性化の新たな拠点の誕生に期待を寄せた。 看板メニューは、トマトや小松菜など地元産の野菜や、果物をミックスした搾りたてのジュース。６種あり、価格はＳサイズが１杯２５０円（持ち帰り２６０円）、Ｍサイズが３００円（３１０円）。開店初日はジュースの試飲会を行った。 ジュースのほか、サバ缶詰など特産食品や地元産野菜などを売っている。 運営は同大経営学部の李東勲准教授のゼミ生が当たり、食品の仕入れや接客、経理を担う。ゼミのまちおこし事業の拠点としても活用する。中心街の商店が扱う品を家庭に届ける配送サービスも計画している。 副社長の３年平田恵理さん（２１）は「多くの人に気軽に立ち寄ってもらい、石巻の農水産物の魅力を再発見
河北新報 東北のニュース／学生カフェ、街を彩る 石巻専修大生が来月開店
「シャッター通り」を活性化する一助にと、宮城県石巻市の石巻専修大生が１０月１日、市中心部の商店街に地場産の野菜ジュースなどを提供するカフェを開店する。空き店舗を利用したチャレンジショップで、学生は「市民の憩いの場をつくり、町ににぎわいを取り戻したい」と意気込んでいる。 「アンテナ・ジュースカフェ Ｈｏｐｅ’ｓ」を経営するのは、同大経営学部の李東勲（イ・ドンフン）准教授ゼミの２〜４年生２０人。昨年１１月からゼミの商店街活性化計画の一環で準備を進めてきた。 同市中央３丁目の空き店舗（約３０平方メートル）を安く借り受けた。店内に８〜１２席を設ける予定で、看板商品は野菜や果物の新鮮搾りたてジュース。地場産トマトやほうれん草などをミックスし１５〜２０種類用意する。規格外の野菜や、宮城水産高が製造したサバ缶などを直売するブースも設ける。 店舗の設計や内装、壁の塗装などはすべて学生が手掛けた。地元
イオンモール名取エアリの旧三越スペース 衣料・家電出店で調整－河北新報 東北のニュース
宮城県名取市にある東北最大級のショッピングセンター（ＳＣ）「イオンモール名取エアリ」で、３月に撤退した三越名取店の後継店舗の構成が固まったことが１７日、関係者の話で分かった。各階にテナントを導入する分割方式に転換し、大型複合衣料品店や家電量販店などが入る方向で最終調整している。１１月中旬のオープンを目指す。 旧三越部分は地上３階で、売り場面積は約１万１５００平方メートル。 １階には、アパレル大手ワールド（神戸市）が運営する大型複合衣料品店「フラクサス」が東北で初めて出店する。２階は、家電量販店大手のコジマ（宇都宮市）が入る方針。３階は、親子向けアミューズメント施設のほか、一部を地域のイベントホールとして活用する案を検討している。 フラクサスは、十数ブランドで構成する。独創的な店舗イメージを演出するプロジェクトが進行。宮城大や東北芸工大などでデザインやアートを学ぶ学生有志が、仙台市在住
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