キッコーマンは25日、完全子会社の日本デルモンテ(本社・東京)の生産体制を見直し、5工場のうち3工場を来年秋までに閉鎖すると発表した。主力のトマトケチャップや野菜ジュースの売上高が、低価格化やシェア争いの激化で低迷しているため。閉鎖3工場の正社員約80人は他の工場や事業所に移るが、パートなど非正社員約80人は契約期間満了とともに退職する。 今年7月に木島平分工場(長野県木島平村)、来年3月に東北デルモンテ(岩手県二戸市)、同9月に福島工場(福島県南相馬市)を閉鎖予定。ケチャップなどトマト調味料は群馬工場(群馬県沼田市)に、野菜ジュースなど飲料は長野工場(長野県千曲市)に生産拠点を集約する。