データベースの「第3世代」として生まれたハイブリッド型XMLデータベース(XMLDB)。果たして今後、リレーショナルデータベース(RDB)に取って代わる存在として定着するのだろうか――。 どうなる!? XMLDB市場の今後 XMLデータを処理するのに、「XML対応RDB」を活用する手段を選ぶと、柔軟性かパフォーマンスの悪さのどちらかを甘んじて受け入れなければならない、二者択一を迫られる。かといって、ネイティブXMLDBの「生命」は一度は途絶えかけ、選択肢としての存在感は薄くなっている。そんな懸念を払しょくするデータベースとして、IBMはハイブリッド型データベース「DB2 9」を発表した。「第3世代」といわれる、その新生児が歩もうとするXMLDB市場は今後、どうなるのだろうか。 日本IBMソフトウェア事業インフォメーション・マネジメント事業部事業部長の渡邉宗行氏は、こう指摘する。 「XMLは