*昨日の続き。 冬の定番料理 我が家で冬の料理といえば、クスクス(couscous)とグラーシュ。今日はクスクスについて簡単に紹介したい。 北アフリカ料理、マグレブ料理、と言われたりするが、フランスでは大変にポピュラーで、ビストロや学生食堂でも普通に食べられる。クスクス専門レストランは庶民の味方、安くておかわりもできて言うことなし。それにレストランの人は、たいていはモロッコやアルジェリアルーツだが、きさくで親切でお喋りも楽しいのだ。だからパリ時代は冬には週1回は行っていた。 たしかミッテラン氏は大統領の任期を終えて「これから何をしますか」と聞かれたとき、「友人たちとクスクス屋へ」と答えていたっけ。 クスクスは料理名でもあるし、下の写真、スムール (semoule)もクスクスと呼ぶ。スムールはパスタのようなもの、硬質小麦を細かい粒々にしたものだ。フランス人のスムール消費はヨーロッパでは断トツ