技術書の索引を作るのは、一筋縄ではいかない仕事です。「IT書籍の索引について考える」(KeN's GNU/Linux Diary) 矢吹さんのtweetから始まって、まとまりはないけど索引について思考実験。オチはないよ。まず索引というのは、そもそも正しいページを参照するものでなければなりません。42ページを見よとなっているのに、そのキーワードも関連する概念の説明も42ページに出現しないのはまずい。また、キーワードAに対して「キーワードBを見よ」などとなっている場合もありますが、これが循環しているのもまずいです。Aの項にもBの項にも具体的なページ番号がないのは論外ですが、「…も見よ」が循環しているのもまずいです。こうした参照先について要求されることがらを「索引の健全性」と呼びます。(いま作った用語。このほか、キーワードが正しく五十音順に並んでいることなんかも健全性に含まれますね。) 一方、索