丸山正雄氏。今敏・細田守・片渕須直といった名監督が世界に羽ばたくきっかけとなった作品をプロデュースした名伯楽としても知られる。アニメ『SHIROBAKO』の主人公が所属する武蔵野アニメーションの社長・丸川正人のモデルとも 〈前回はこちら〉 「地上最大のロボット」の衝撃 前編に引き続き、アニメ『PLUTO』の完成に向けてラストスパート中のスタジオM2にお邪魔し、丸山正雄社長にお話をうかがった。 半世紀以上前に描かれた問題提起が現代でも変わらず説得力を持つ『鉄腕アトム』の一遍「地上最大のロボット」。そしてその傑作エピソードを蘇らせた『PLUTO』。自ら困難と判断した『PLUTO』のアニメ化を丸山氏はあえて引き受けた。曰く、「手塚治虫のクレイジーさ、向こう見ずさのDNAがぼくの中に残っている」。 『PLUTO』 STORY 憎しみの連鎖は、断ち切れるのか。 人間とロボットが<共生>する時代。 強
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