最近、十代、二十代のカップルの間で「デートDV(ドメスティックバイオレンス)」が問題になっています。殴る、けるなどの身体的な暴力、「毎日電話を強制される」「セックスのとき避妊してくれない」「お金をとられる」などの精神的、性的、経済的暴力も含まれます。デートDVの実態は――。(伊藤悠希) 女子高生の10人に1人被害 長崎の「NPO法人 DV防止ながさき」が行った調査(グラフ)では女子高生の10人に1人、女子大生の6人に1人がデートDVを受けていることがわかりました。アンケート結果からは常に携帯電話にメールをし、相手の行動を監視する、携帯電話を勝手にチェックするなどという束縛、干渉を受けているケースが多いという実態が見えてきました。 埼玉県の栗橋高校で若年者DV予防啓発講座「デートDVお互いを尊重した関係とは」が開かれました。全校生徒550人が対象です。県男女共同参画課のDV対策事業の一環とし