二日酔いにならない大前提は、飲み過ぎないこと。頭では理解していても、酔いも手伝ってか、「つい忘れてしまう」という方は多いはずだ。何とかしてあのつらい二日酔いを回避したい。自分でできる予防策はないのだろうか? 「二日酔いは基本的に、体の処理能力を超えるアルコールを飲んだということ。そうならないためには自身の適量をことが知っておくことが大切です」 こう話すのは、肝臓専門医で、自治医科大学附属さいたま医療センター消化器科の浅部伸一先生。 ちなみに二日酔いとは酒を飲んだ翌日に、体内に残っているアルコールやアルコール代謝物が原因で体調不良を起こすこと。その症状は頭痛や吐き気など、多岐に渡る(前回記事「二日酔いの元凶はアルデヒドだけじゃない!?」を参照)。 “チャンポン”のリスク 「特にチャンポン(いくつもの種類の酒を飲むこと)は危険です。アルコール度数が異なる酒をあれこれ飲んでしまうと、自身が飲んだ