「ことばの教育」という題名で2013年、国語の先生たちに講演されたもの。 強く心にひびいた3点だけ述べます。 グローバリズムの大合唱で、以前は中学校からだった英語が小学校に導入された。 (なんと2020年から、小学3.4年生必修化、5.6年生教科化) 著者は、英語能力の向上→コミュニケーション能力の向上→「国際人」の育成 かのような風潮を強く批判される。 ---------- ①〈 コミュニケーション能力の本質〉 コミュニケーション能力というのは、コミュニケーションが成立しなくなった局面を打開する力 ではないかと思うのです。 内田さんは仕事がら(大学の先生をしていた)外国へ行くことが多かった。 あるとき滞在先ドイツのコンビニ店員さんとのやりとりで、会話がうまくできず コミュニケーションをとることがむずかしくなった。 で、咄嗟に思いついた手をためして成功。 (意思は通じた。コミュニケーション