巨人最高齢ＯＢの前川八郎氏が死去 ２００９年７月、巨人―横浜戦で始球式を務める巨人最高齢ＯＢの前川八郎氏 巨人の最高齢ＯＢの前川八郎（まえかわ・はちろう）氏が１６日午前５時４０分、呼吸不全のため埼玉県内の病院で死去した。９７歳。兵庫県出身。葬儀・告別式、喪主は未定。 兵庫・私立神港中（現神港学園高）、国学院大、東京鉄道管理局を経て１９３６年に巨人に入団。同年の巨人初優勝に投手として貢献した。戦後は４６年に阪急で１年間だけプレーした。実働４年間で２１勝２３敗、防御率３・３４。６７年に巨人のスカウト部長に就任、７２年に退団した。昨年７月には巨人の復刻ユニホームを着て、東京ドームで始球式を行い、元気な姿を披露していた。

尚広「鈴木尚」で再びレギュラー取る！ 巨人・鈴木尚広外野手（３１）が、今季のスコアボード表示や場内アナウンスを「鈴木尚」とすることが１２日、分かった。現在、チームには鈴木姓の選手は１人しかいないが、０８年まで使用した「３文字」に改めて、再びレギュラー取りにかける。 同姓の鈴木誠投手が０８年限りで退団したことで、昨季は「鈴木」２文字表示だった。しかし鈴木尚は「チームのスタッフの方や知人から『スズキタカのほうが呼びやすい』と言われ」たため、球団と話し合い、変更を決断した。０８年はシーズン途中から「１番・中堅」レギュラーに定着。打率．３０４の好成績をマーク。セ・リーグ連覇にも貢献した縁起のいい名前で弾みをつける狙いもあるようだ。 また腰痛からの完全復活を目指す高橋由伸外野手（３４）も、今季の表示は「高橋由」を貫く。高橋尚が退団したことで、名前まで表示する必要はなくなったが、３文字表示がファンに浸

［ジャイアンツ日記］小野 ドラフト５位の小野が、自信満々に言い切った。「明日から、長野さんが元気になると思いますよ」。Ｇ球場での新人合同自主トレでは、いつも一緒にいた２人。主力組に選ばれた長野が先に宮崎入りしたため、５日ぶりの“再会”だった。その間、特に長野に元気がなかった訳ではないが「僕が来たので、もう大丈夫です」と満足そう。効果は？キャンプ初日で明らかになる。

坂本見せた！２０１０年版広角打法 右方向への打球を意識した片手でのティー打撃を行う坂本 巨人・坂本勇人内野手（２１）が２８日、宮崎・木の花ドームで今年初めてフリー打撃を行った。今季のテーマである右打ちを意識し、右脇を締めてバットを内側から出す２０１０年版広角打法。今季は右方向へも安打を量産する。 脇を締めながらも柔軟にバットをしならせた。右打ちを意識しすぎてフォームを崩すこともなく素直にボールをはじき返した。初フリー打撃の５２スイング中、左方向が３１、中堅より右方向が２１。「最初だったんでそういう（バットを内側から出す）ことを意識してやりました」と気持ちよさそうに汗をぬぐった。 狙いは明確だ。昨季放った１７８安打の内訳は、左方向１０６本、中堅方向３７本、右方向２６本で内野安打が９本だった。「自分のヒットゾーンは左」と本人も引っ張り打法を認めていた。本塁打も１８本中、左越えが１７本で右越えは

越年続出か　涌井も中島も片岡も…西武 西武の若きＷＢＣ戦士たちが“銭闘モード”に突入だ。涌井秀章投手（２３）が１８日、越年も視野に２度目の契約更改交渉に臨むことを明かした。「前回はあまり話さなかったので、次回はしっかりとアピールします」と粘り強く交渉する意向を示した。 ４位に終わったチーム順位が、評価のネックになっている。２年連続で「３割、２０本、２０盗塁」をマークした中島が、５０００万円増の２億５０００万円を保留。３年連続で盗塁王に輝いた片岡は、わずか５００万円増の１億１０００万円の提示に、怒りで肩を震わせながら保留した。 涌井の次回交渉は、片岡と同じ２４日に行われる見込み。「球団が（日程を）設定したのだから、そういうこと（越年）も考えている」と沢村賞右腕は、妥協を許さない覚悟だ。

ローズ退団も　契約合意せず…オリックス オリックスのタフィー・ローズ外野手（４１）が、他球団へ流出する危機を迎えた。２８日、各球団が３０日までに提出する保留選手名簿に記載されず、自由契約選手となることが判明。１２月２日に公示され、他球団との交渉が可能となる。球団は残留に向けてすでに条件提示しているが、この日までにローズ側からの合意の返答はなく、手続き上の都合で保留選手とならないことが確定した。 今季、死球で右手を骨折し、８４試合の出場にとどまったローズ。打率は３割８厘ながら、２２本塁打、６２打点と２００７年にオリックスに入団してから、最低の成績に終わった。球団は来季も重要な戦力と考えているが、今季年俸３億５０００万円から、大幅ダウンとなる２億５０００万円を提示した。 ただ、ローズ側は死球による骨折を“公傷”と認識しており、１億円のダウンに納得していないもようだ。球団関係者は「すでに条件は投

巨人、小林雅獲得へ！１２球団最強中継ぎ陣完成！！ １月に本紙のインタビューを受けた小林雅 巨人が今年７月、米大リーグ・インディアンスを退団した小林雅英投手（３５）を獲得する方針を固めたことが２６日、分かった。来季、セットアッパーとして活躍することを期待し、ロッテ時代のプロ１年目から背負った背番号３０を用意、１２月上旬にも契約交渉に臨む予定だ。守護神・クルーンをはじめ、豊田、越智、山口らに加え、日本で通算２２７セーブを挙げた右腕が加わることで、１２球団屈指、最強のリリーフ陣が誕生する。 試合終盤の継投策を重要視する原巨人が“命綱”とも言える中継ぎ陣のさらなる強化に乗り出す。この日までに、日本球界を代表した守護神を獲得する方針を決めた。 小林雅は今年７月１７日、インディアンスを退団。日米を問わず移籍先を探していた。巨人はロッテ時代の０１年から７年連続２０セーブ以上を挙げた右腕の実力、経験を高く

横浜と日本ハムで３対３の交換トレード！ 日本ハムと横浜の間で３対３の交換トレードが断行されることが２４日、分かった。日本ハムからは稲田直人内野手（３０）、坂元弥太郎投手（２７）、松山傑投手（２０）が、横浜からは加藤武治投手（３１）、松家卓弘投手（２７）、関口雄大外野手（２４）の名前が挙がっており、２５日にも発表される見込みだ。 尾花ベイがまたも戦力補強に踏み切った。すでにロッテから清水をトレードで獲得し、ＦＡ宣言した橋本も移籍が決定的な中、さらなる改革を進める。坂元は昨年１月にヤクルトから日本ハムにトレード移籍したが、今年はリリーフで菊地、金森が台頭し、１９試合の登板にとどまった。また、稲田は代打で打率４割と勝負強さを発揮も、田中、金子誠ら盤石な内野陣の前に先発出場は６試合のみに終わった。 坂元は昨年、中継ぎで自己最多の６勝を挙げており、横浜側は力量十分と判断。右のセットアッパー候補として

尾花監督、寺原２０試合＆真田８０試合登板を厳命！…横浜 藤江の投球練習に鋭い視線を送る横浜・尾花新監督（右）。寺原、真田に壮大な指令を下した 横浜の尾花高夫新監督（５２）が１６日、２人のまな弟子に猛ハッパをかけた。ダイエー時代に指導した寺原隼人投手（２６）と、巨人時代の教え子・真田裕貴投手（２５）を、投手陣再建のキーマンに指名。優勝争いに割って入るため、寺原には２０勝、真田にはシーズン８０試合登板を厳命した。 まず尻をたたいたのは、今季ひじの故障などで１３試合２勝７敗に終わった寺原だ。就任会見では「毎年１５勝できるモノを持っている」と潜在能力を評価したが、先発の柱として、期待はさらに膨らむ。 「来季１５勝？　いけるでしょう。２０勝を目標にしないといけない」と、ノルマを上方修正。ダイエーで不完全燃焼だった大器を、自らの手で完成に導きたい思いがある。「１球１球はいいものを持っている。それをどう

新助っ人に前阪神のバルディリス浮上…阪神 オリックスは阪神を退団したバルディリスを新外国人候補としてリストアップした。「岡田監督が三塁として外国人を補強したいとなれば、候補には挙がってくる」と球団関係者。岡田監督が阪神監督だった０８年、育成選手として獲得。同年支配下登録され、７７試合に出場した。今季は２３試合出場ながらウエスタンで打率３割５分８厘と首位打者を獲得。今季年俸も２０００万円と格安だ。ローズ、カブレラら助っ人の高齢化もあり、効果的な補強となる。

「横浜・清水直」今週中にも誕生！…那須野、新沼とトレード 横浜が、ロッテの清水直行投手（３３）をトレードで獲得することが１日、明らかになった。那須野巧投手（２７）、新沼慎二捕手（３０）との１対２の交換が有力。先発の軸を求める横浜と、左投手中心の補強を目指すロッテの思惑が一致した形。交渉は最終段階で、今週中にも発表される。 ２年連続最下位から巻き返しを図る横浜が、大型補強に踏み切る。三浦以外に計算できる投手がいない先発陣が、最大の弱点。ＦＡ権を持つ清水と巨人・高橋尚に狙いを絞っていたが、最終的には通算９３勝（８５敗）の右腕に一本化した。 今季は６勝７敗だが、０２年から５年連続２ケタ勝利を挙げるなど、エースとして活躍。横浜は清水が国内ＦＡ権を取得した昨オフも熱心に調査しており、２年越しの恋人獲得となる。来季が２年契約の２年目で、年俸も今季の推定２億４０００万円から２億８０００万円へ変動するが、

長野よ存分に暴れろ！プロの先輩・蝶野がエール「迷ったら俺のところに来い」 巨人から悲願の１位指名を受けた長野 「ＣＨＯＮＯ」でコラボだ―。新日本プロレスの蝶野正洋（４６）が、プロ野球ドラフトで巨人に１位指名された長野久義（２４）＝ホンダ＝にエールを送った。漢字こそ違うものの、その読みは両者とも同じ「チョウノ」。蝶野も大学入学で２浪した経験もある。酸いも甘いもかみ分ける４６歳が「三度目の正直」仲間のルーキーに大きな期待を寄せた。 「俺は正直、君のことを“ナガノ”だと思っていた。それをまず謝りたい。すまん」。都内の事務所でドラフトの中継を見ていた蝶野は、開口一番で謝罪。その上で「おめでとう。思う存分暴れてほしい」と長野の１位指名を祝福した。 新聞紙上などでは「長野」の２文字を見かけていたが、まさか「チョウノ」と読むとは…。テレビのニュースで「チョウノ」と聞くたびに、自分の名前が呼ばれたと勘違い

江川氏がロッテ監督へ…ボビー後任に超大物急浮上 ロッテの次期監督候補に急浮上した江川氏 ロッテの来季監督有力候補として、元巨人の江川卓氏（５４）＝野球解説者＝が急浮上したことが４日、分かった。ボビー・バレンタイン監督（５９）の今季限りでの退団が決定。すでに後任人事に着手し、江川氏をリストアップ。球団首脳はカリスマ性と卓越した野球理論を高く評価している。球団生え抜きの西村徳文ヘッドコーチ（４９）の内部昇格案もあり、今後は２人を軸として、本格的な絞り込みに入る見込みだ。 （2009年6月5日06時00分  スポーツ報知） （ ） （ ） ソーシャルブックマークに登録