朝鮮半島や日本の歴史を知る 国立民族学博物館(みんぱく)は1974年に創設し、1977年11月に開館。文化人類学・民族学に関する調査・研究や、民族資料の収集・整理・公開を行い、世界の諸民族の社会と文化に関する情報を人々に提供し、諸民族についての認識と理解を深めることを目的としている。 今回リニューアルするのは、朝鮮半島の文化、中国地域の文化、日本の文化「沖縄のくらし」「多みんぞくニホン」の各展示。「朝鮮半島の文化」では、東シベリアや中国など外部の民族から影響を受けつつ育んできた文化の歴史的な重なりや躍動性を、精神世界、衣食住、あそびと知をテーマに紹介する。 「中国地域の文化」では、多様な生活環境から生みだされた様々な民族の文化を、歴史や地域性をふまえて、生業や装い、楽器、住居、工芸、宗教と文字、漢族の婚礼や祖先祭祀、台湾の原住民族、華僑・華人をテーマに紹介する。 「日本の文化『沖縄のくらし
『中国現代詩人論』 秋吉久紀夫 著 (土曜美術社出版販売・3150円) 2014年03月09日(最終更新 2014年03月09日 13時05分) 『中国現代詩人論』秋吉久紀夫著(土曜美術社出版販売・3150円)写真を見る 杜甫や李白は日本で古くから親しまれてきたが、筆者がこの本で取り上げた中国の詩人を知る人はそう多くはないだろう。登場するのは戦争と革命の20世紀を生きた詩人たちである。 1934年、内戦が迫るスペインを訪れた戴望舒(タイワンシュー)はロルカの詩に魅了され、翌年に翻訳を発表。以後、スペイン抵抗詩の翻訳に打ち込み、日中戦争で日本軍に拘束された際は、自ら「獄中詩」を書いた。 「政治犯」として収容された獄中での体験を踏まえ、現代中国口語による長大な叙事詩をつづった艾青(アイチン)。日本軍の空襲を警戒する日々、ゲーテと杜甫の研究に没頭し、欧州と中国をまたぎながら詩作を重ねた馮至(
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く