越境の映画史 (関西大学東西学術研究所研究叢刊) 作者: 堀潤之,菅原慶乃出版社/メーカー: 関西大学出版部発売日: 2014/03/31メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 時期的には初期映画の時代から1960年代半ばまで及び、地理的にはヨーロッパ(フランス、ドイツ、帝政ロシア)、アジア(日本、上海、香港、マレー半島)、そしてアメリカに関わる、東西の映画史における「越境」の6つのケース・スタディを通じて、ナショナルな枠組みを乗り越えた映画史を構想する。 はじめに(堀 潤之) 第1部 映画は越境する 第1章 歌い、悲しみ、覚醒するカチューシャ ―トルストイ『復活』と中国語映画(西村正男) 第2章 越境するスターダム ―帝政ロシアと日本におけるマックス・ランデ―の受容(大傍正規) 第3章 中国人を描くべきは誰か ―アメリカ対中映画貿易をめぐる表象の政治学(菅原慶乃) 第2部 越境する