池内紀(おさむ)・評 (角川選書・1836円) 日本人の変わらぬ現実あざむく手口 著者は一九七五年生まれ。戦争を知らない世代が意味深い仕事をした。日中戦争から太平洋戦争にわたる「戦時下の日本」を、当時のグラフ雑誌を通して見ようというのだ。主として『写真週報』。政府また軍部直々(じきじき)のプロパガンダ誌で内閣情報部創刊。これを補って、もう一つが『アサヒグラフ』、朝日新聞社の発行。 ともに戦時下の日本と日本人を伝えるとともに、当の発行者が何を国民に求め、いかなる誘導を図ったかを色濃くとどめている。それが陰に陽に軍国主義の下支えをした。 この記事は有料記事です。 残り1225文字(全文1493文字)
皆さんは「蟻族」という言葉を聞いたことはありますでしょうか。日本でいうと、「ワーキングプア」に似た言葉と言えるでしょうか。大学を出ても望む職に就けず、貧しい生活を送っている若者を「蟻族」として描いた本が、中国で2009年に出版され、話題になりました。 このたび、その作者で対外経済貿易大学青年発展研究センター主任、公共管理学院准教授の廉思さんが笹川平和財団の招聘事業で来日されるのを機に、セミナーを開催します。一緒に来日されるCONSENSUSメディアグループ総裁の周志興さん、復旦大学経済学院中国市場経済研究センター准教授の章奇さん、中国社会科学院米国研究所副研究員の李枏さんにもご登壇いただきます。 貧富の差の拡大は中国に多くの社会矛盾を引き起こしていますが、それは日本やアメリカを含む、民主主義国家においても同様であり、社会階層間の対立や摩擦は、世界各国が抱える問題となっています。昨今、中国で
2016年04月24日10:09 カテゴリ 昭和19年の李香蘭その1「映画スタアの収入」 日本映画俳優人気年鑑 話は昭和14年から昭和19年にいきなり飛ぶのだが、 先日、ヤフーオークションで『日本映画俳優人気年鑑 昭和十九年度改正版』 なる商品が出品されていた。 当時の映画俳優の一覧が写真とプロフィール付きで掲載されており、 収入が高い者を上にして、左側女性50人・右側男性50人の計100人で、 相撲の番付表を擬して作られている。 (横綱、大関とか書かれている訳では無い) これは面白いと思い、落札してみた。 現物を見ると、定価一部25銭。 発行元は「映画俳優人気名鑑刊行会」 発行兼編集人、大阪市北区〜中略〜「西村嘉一」と書かれている。 装丁は昭和19年のものにしては割としっかりとしているので、素人が作ったものでは無いらしい。 あちらこちらに、「戦地偲んで感謝の忍苦」「一億すべて戦闘配置」
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く